ゆとりのある豊かな生活を送るために~ライフプランとマネープラン作成のススメ~

  • 2020-12-13
  • 2020-12-18
  • 生活
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将来、ゆとりのある豊かな生活を送りたいとお考えではないでしょうか?

本稿では、ゆとりのある豊かな生活を送るために、ライフプランとそれを実現するためのマネープランについて目的や意義、ライフステージの特徴について分かりやすく解説します。

本稿は下記のような方を対象にしています。

・将来、ゆとりのある豊かな生活を送りたいが、漠然とした不安を抱えている方
・ライフプランやマネープランを作る意義や目的が分からない方
・ライフステージ毎の特徴について知りたい方
・ファイナンシャルプランナー技能士(FP)2級、3級受験を予定している方

本稿は、私自身、ファイナンシャルプランナー技能士として資格を有しており、自分自身もライフプランやマネープランを立てることによって計画的にかつ順調に資産形成ができておりますので、下記を参考にして頂けたら幸いです。

下記のような順序で解説します。

ライフプランを作る意義と目的

ライフプラン作成の目的

人々の価値観や社会全体も複雑化してきており、各個人の「生き方」も多様化してきています。また、日本は超高齢化社会になり、公的年金の支給水準は年々低下しており、公的年金だけでは老後の生活ができない状況に陥っています。

今後、公的年金の支給水準は低下し続け、支給開始年齢も引き上げられる可能性が高く、老後にゆとりのある豊かな暮らしを送るためには今まで以上に自助努力が必要不可欠になってきています。

このような状況下で、自分はどのように生きるのか、何のための生きるのか、何をしたいのかという、自分らしい「生き方」を目指すためにはしっかりとしたライフプランと、それを実現するためのマネープランが重要です。

ライフプランの3つの領域

ライフプランには下記3つの領域があると言われています。
①生きがい
②健康
③家庭経済

①生きがいは、仕事や趣味、夫婦や親子に関する家庭、地域社会やボランティア活動など、ライフプランの目標や方向性を決定づけるものです。

②健康は、心身共に健康を含めた健康づくりをいい、ライフプランを作成する前提になるものです。

③家庭経済は、結婚、教育、住宅取得、老後の生活資金、医療、介護等の生活保障など、ライフプランを実現するために経済的な裏付けを考えるマネープランです。

ライフステージごとの特徴

個人個人がそれぞれ様々な目標や予定をもっていますが、年代やその家族が置かれているライフステージによっては共通するイベントもあります。

ライフステージ

人生のサイクルにあわせて、家族の姿を独身・結婚期、家族形成期、家族成長期、家族成熟期、家族円熟期、老齢期にわけたもののことです。

例えば、以下のようなケースです。就職⇒結婚⇒子供の誕生⇒子供の教育⇒子供の独立(就職)・結婚⇒定年退職⇒老後の生活

年代別に見たライフステージと資金・保障ニーズ

①独身・結婚期(就職、結婚の時期:20代)

学校を卒業後、親から独立(就職)して初めてのライフステージとなります。結婚する場合は、結婚資金を準備することが貯蓄の大きなテーマとなります。

また、独身時代はスポーツや海外旅行、レジャーなどにお金をかけることも多いと思いますが、人生の中で最も貯蓄のチャンスです。貯蓄とレジャー費のバランスが重要です。

リスクマネジメントの点では、不慮の事故や病気に備えた医療保険、個人賠償責任保険への加入などのリスクを検討します。

②家族形成期(子供誕生、入園、小学校入学、住宅購入の時期:30代)

結婚後、子供をもうけたケースでは、子供の将来を考えた教育資金の準備をします。また、住宅は一生涯賃貸住宅かマイホームかを選択するかによって住宅資金も大きく変わってきます。

家族形成期は、子供に関係する教育資金や保証設計がポイントです。教育資金の準備は、保証を兼ねた学資保険や積立商品、死亡保障は定期保険や収入保障保険等で準備します。一方、子供の病気や交通事故などのリスクに対応した医療保険などへの加入も検討します。

SINGLE(独身)やDINKs(子供無しの共働き夫婦のみ世帯)を選択したケースでは、レジャー資金計画と将来のゆとりのある生活のための資金作りと区分してしっかりした貯蓄計画書を立てることが重要です。

③家族成長・成熟期(住宅ローン返済、子供中学入学~大学入学時期:40代・50代)

家族のライフステージとしては、最も責任が重い時期です。子供が成長するにつれて教育費の増加と長期の住宅ローンなど、教育資金・住宅資金の二大資金が家計を圧迫します。

家計の責任が重い分、病気や事故への備えも重要です。預貯金を増やすのが基本ですが、医療保険や奨学金制度の利用、教育ローンの活用を検討します。

しかし、子供の教育費のかからなくなる50代前半~後半までが財形年金や個人年金を活用した老後資産づくりの最後のチャンスになります。また、住宅ローンの残高が多い場合は、繰り上げ返済など負担の軽減を行いましょう。

④家族円熟期・老齢期(定年退職、老後の生活の時期:60代)

子供が独立し、定年を迎えると、老後の生活が始まります。

住宅ローン等の負債は退職金で一括返済する等、公的年金をベースに不足する生活費分を貯蓄や退職金、財形年金や個人年金などで補い、豊かなゆとりのある生活を目指します。また、将来の相続の準備なども必要になってきます。

最後に

いかがでしたでしょうか。

今回は、ゆとりのある豊かな生活を送るために、ライフプランとそれを実現するためのマネープランについて目的や意義、ライフステージの特徴について解説しました。

次回は、具体的にどのようにプランニングしていけば良いか、作り方について解説していきます。ファイナンシャル・プランニング(FP)の基礎


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